太衣(たい)


名前の意味

「太衣(たい)」という名前は、漢字表記で「太衣」、または「太伊」と書きます。この名前は、たいと読みますが意味は様々です。一般的には「大切な衣服」という意味があります。また、中国の古い小説である『水滸伝』に登場する酒を飲んだり、火を吸ったりすると強くなるという言い伝えから、太陽と月の力を持っているという意味合いでつける場合もあります。


名前の特徴

太衣(たい)という名前の特徴は、珍しい名前であることや、漢字表記が特徴的で美しいということが挙げられます。また、台湾では太衣が男性の名前として使われることが多いですが、日本では女性の名前としてつけることが多く、可愛らしさや清楚さをイメージさせるような印象を与えます。さらに、「太陽と月の力を持っている」という意味合いから、頼りがいがあり、明るい性格の子どもに向いているかもしれません。


つける時の注意点

「太衣」という名前をつける場合、注意点としては、漢字表記が美しい反面、読み方が特殊であるために、他の人に口頭で伝えるときや、書類などに記載するときに「たんだい、ふとい、おおよろこび」といった読みが間違えられることがある点です。また、「太陽と月の力を持っている」という意味合いがあるため、逆にあまりにも威圧的で強いイメージのある子どもには向かないかもしれません。ただし、可愛らしさや清楚さをイメージさせるような印象を与える名前なので、明るく健やかに成長するように願う保護者にとっては、選びやすい名前かもしれません。


名前のフィクション小話

「太衣」という名前の由来は、中国の古典小説『水滸伝』の登場人物である呼延灼の娘の名前に由来します。太衣は、その美貌と剣技で有名な女性で、父親が亡くなった後は、義兄の武松と共に、義母からの虐待に耐えて生き抜く姿が描かれています。この名前は、主人公の108人の義賊たちの中でも珍しい女性の名前のひとつとして知られるようになりました。


「太」「衣」の漢字を含む有名人

鎌苅健太 / 市川右太衛門 / 間宮祥太朗 / 小澤亮太 / 水原碧衣 / 遠藤太津朗 / 立原麻衣 / 木原龍太郎 / 志垣太郎 / 浅沼晋太郎


「たい」と読む男の子の名前例

  ふりがな 名前 漢字
man たい
man たい 大生
man たい
man たい 太衣
man たい
man だい
man だい 大葵
man だい
man だい 打意
man だい 暖生
man だい
man だい 陀威

「だい」で使われる漢字: 大生 太衣 大葵 打意 暖生 陀威

「陀威」で読まれるなまえ: たい