「没堂（ぼつどう）」という名前は、『没』が「水に浸かる」という意味を持ち、「堂」が「家屋・建物」を表します。つまり、水に浸かるように心を清らかにして、誠実で誇り高く立派な人生を歩んでほしいという意味が込められています。
「没堂（ぼつどう）」という名前は、とても珍しく他にはあまりないユニークな名前です。明るく活発なイメージを持たせることができ、また、誰とも被らない個性的な印象を与えることができます。同時に、難読名であるために覚えてもらいやすく、名前を覚えてもらう手助けにもなります。
「没堂（ぼつどう）」という名前をつける際に注意することは、難読名であるために、子どもが自分の名前を書くことができるように、漢字の書き取りをしっかりと教える必要があります。また、この名前はユニークで個性的な印象を与えますが、子ども自身がその個性的な名前に誇りを持たなければ意味がありません。そのために、子どもが自己肯定感や自己表現力を育む環境をしっかりと整え、名前に対するポジティブな意識を持ってもらうことが大切です。
「没堂（ぼつどう）」という名前の由来は、中国の唐代の詩人である白居易が酒を呑みながら「没落した」と述べた言葉「飲中八仙歌 丹青不知老 五銖只爲車 將軍設深河 身負七尺光明被 如今方悟了 酒後覺夜發 廻頭看白日 無言愁白刃 所思遠從戍 橫行侠客道 地煞天驕孫 肝膽楫中露 爲霞尚濕羣 今朝甚閑事 億萬府公祠 綵陌新停骖 深宮誰得知」から来ています。白居易は、自分の作品が才能が足りず没落してしまったと感じていたため、このような言葉を残しました。それが日本に伝わり、名前に用いられるようになりました。
大塚博堂
| ふりがな | 名前 | 漢字 | |
|---|---|---|---|
| ぼつどう | 没堂 | 没 堂 |