浪蔵(なみぞう)


名前の意味

「浪蔵(なみぞう)」は、浪人や山伏など、放浪の生活をしていた人々がつけることの多かった名前です。漢字で書くと「波蔵」と表され、「波」は水の流れや波紋、「蔵」は宝物や財宝を秘めた場所を意味します。つまり、この名前は、自由な流れを持ちながら、内に秘めた宝物や才能を持つ人材であることを表しています。


名前の特徴

「浪蔵(なみぞう)」は、古風な日本人名であり、際立った特徴的な響きを持っています。この名前をつけた人物は、自由な発想を持ちながら、内に秘めた才能を持つ傾向があります。また、おとなしい性格でありながら、独特な意見を持つことがあります。さらに、アクティブで社交的な一面も持ち合わせており、周りとのコミュニケーションを大切にすることが特徴です。


つける時の注意点

「浪蔵(なみぞう)」という名前をつける際には、近年では珍しい名前であることや、古風な響きを持っていることを考慮してください。また、一般的には男性に与えられる名前ですが、女性でもつけることができます。ただし、生涯の名前となるため、子どもが成長してからも使いやすいかどうか、また、他の人が発音しやすい名前かどうかなどを慎重に考慮してつけましょう。さらに、現代の社会において古風な名前を持っていることで、周囲から浮いた存在と感じることもあるかもしれません。そのため、子ども自身の意向を尊重し、他の人とのコミュニケーションに支障が出ないように注意することが大切です。


名前のフィクション小話

「浪蔵(なみぞう)」の名前の由来には、江戸時代中期に流行した時代小説『浪花漂腹控(なみはなるらくはらひねさる)』に登場する、主人公の放浪の剣士「浪蔵」があります。また、古来から、放浪の生活をしていた人々が多く名乗ってきた名前でもあります。そのため、「浪蔵」という名前は、自由な生き方を象徴する名前として知られています。


「浪」「蔵」の漢字を含む有名人

有岡蔵人 / 大川橋蔵 / 市川海老蔵 / 真木蔵人 / 陣内大蔵 / 林家正蔵 / 佐々木蔵之介 / 片岡千恵蔵 / 剣源蔵 / 西岡恭蔵


「なみぞう」と読む男の子の名前例

  ふりがな 名前 漢字
man なみぞう 並三
man なみぞう 並蔵
man なみぞう 並造
man なみぞう 波三
man なみぞう 波蔵
man なみぞう 波造
man なみぞう 浪三
man なみぞう 浪蔵
man なみぞう 浪造

「なみぞう」で使われる漢字: 並三 並蔵 並造 波三 波蔵 波造 浪三 浪蔵 浪造

「浪造」で読まれるなまえ: なみぞう