「薩」は、仏教用語である「梵語(サンスクリット語)の「薩埵多」からきており、「達成する」「成就する」といった意味を持ちます。また、「乃」は、支配形を示す助詞です。つまり、「薩乃」は、「達成する者」「成就する支配者」という意味になります。
「薩乃」の特徴は、日本では珍しい、力強く洗練された響きであることです。また、「薩」という漢字は、神秘的で強いイメージをもっているため、名前の持ち主にパワフルなイメージを与えます。さらに、「乃」は、女性らしさを強調する助詞であるため、「薩乃」は、女性らしさと強さを併せ持つ名前となります。
「薩乃」は、力強いイメージを持つ名前であるため、命名するときには、名前の持ち主がその力を存分に発揮できる、自信と信念を持った方にふさわしいと言えます。また、この名前はあまり一般的ではないため、読み間違えられる可能性があります。そのため、名前を付ける時には、漢字の書き方や発音を説明し、正しく伝えるように心がける必要があります。
「薩乃」の由来は複数ありますが、最も有名なのは、12世紀後期から13世紀にかけての平安時代末期に活躍した女性歌人・藤原定家の『後拾遺和歌集』の中にある歌にちなむものです。この歌は、「はなはだし 憂きこともなし 宵の口より 風に吹かるる 薩乃の香り」というもので、「薩乃」という言葉が初めて使用されたとされています。
杉本文乃 / 長田紫乃 / 指原莉乃 / 吉北梨乃 / 横山通乃 / 鶴岡幸乃 / 高乃麗 / 石室屋由梨乃 / るい乃あゆ / 中園友乃
ふりがな | 名前 | 漢字 | |
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さつの | 薩乃 | 薩 乃 |