伎琶(さえは)


名前の意味

伎琶(さえは)という名前は、江戸時代の能楽師・世阿弥の弟子である伎楽師・金春流の舞踊名から着想を得ました。語源は「聖母(せいぼ)」や「明日葉(あすは)」を意味する古語からきているといわれています。音楽や芸術に関心がある人、または聖なるものに敬意を示す人に適した名前です。


名前の特徴

伎琶(さえは)という名前は、独特な響きと美しい字形から、上品で繊細な印象を与えます。また、音楽や芸術に関心がある人、敬虔な信仰心を持つ人に与えられることが多い名前であり、そのような方々に受け入れられやすい名前と言えます。さらに、「琶」の字が入る名前は、女性に多くつけられるため、女性らしい柔らかさと品の良さを感じさせる名前です。


つける時の注意点

伎琶(さえは)という名前をつける際には、漢字の「琶」が珍しいことから、読み方や字の書き方に誤りがないように注意する必要があります。また、「伎」の字には、才能や技術を示す意味があるため、将来的に芸能や音楽に興味を持つ可能性がある子どもにふさわしい名前と言えます。ただし、現代の日本では珍しくない名前となっているため、かわいらしい名前をつけたい方や、異国情緒を感じさせる名前を探している方には少し物足りないかもしれません。


名前のフィクション小話

伎琶(さえは)の由来には諸説ありますが、有名なのは伝説的な琵琶法師・平家物語に登場する伎琶の名前から来ているという説です。物語によれば、伎琶は琵琶の名手であり、音楽を通じて平家を支えたとされます。また、能や狂言などさまざまな演劇にも使われる舞踏芸能である伎楽に由来するという説もあります。また、尺八の音楽家である勝海舟の妻が伎琶という名前であったことから、歴史的にも音楽と深い関わりを持つ名前と言えます。


「伎」「琶」の漢字を含む有名人


「さえは」と読む女の子の名前例

  ふりがな 名前 漢字
woman さえは 伎琶
woman さえは 伎芭
woman さえは 伎葉
woman さえは 冴葉

「さえは」で使われる漢字: 伎琶 伎芭 伎葉 冴葉

「冴葉」で読まれるなまえ: さえは さえわ